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ワイン会でワインを学ぶ【カリフォルニアワイン編】

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私の大好きなカリフォルニアワインのワイン会にお誘い頂き行ってきました。素晴らしい演出でしたし、色々と学びも多かったので、写真中心でご紹介しますね。

このワイン会の目玉は「アミュースブッシュ」。高級カリフォルニアワインファンなら誰もが一度は飲んでみたいと思うワインです。アミューズブッシュは、メルローというぶどうを使ったワイン。メルローは、ボルドー右岸のポムローヌ地区が有名です。(ちなみにボルドー左岸はカベルネ・ソーヴィニオンというぶどうが有名です。)このポムローヌのワインを凌駕するワインを目指して作られたのが、「アミューズブッシュ」です。

では、ワイン会の様子を紹介します。

まず、スパークリングワインが3本もサービスされ、いきなりびっくり。あまりお酒に強くない私は、この時点ですっかり飲み過ぎ状態です。

選ばれたスパークリングワインは、ナパのワイン銘醸地「ロスカーネロス」にあるドメーヌ・カーネロス(このワイナリーは、シャンパーニュ地方の名門テタンジェ社とアメリカのコブラント社の合弁事業。)が作る3本です。通常の白、ロゼを飲み比べた後に、1ランク上のブランド「ルーヴェ(フランス語で「夢」)」をのませる心憎い演出。ルーヴェの美味しさが際立ちます。

まず、白。

白のスパークリングには、生ハム。

次にロゼ。

ロゼのスパークリングには、真あじのマリネ。

最後にルーヴェ。

1ランク上のルーヴェには、春らしくタケノコ。

スパークリング3本の後は、白が3本。ソーヴィニオン・ブラン、シャルドネ、ヴィオニエ。どれもぶどう本来の味わいが楽しめる上に、カリフォルニアらしい果実味も加わって大満足。特徴が全く異なる3種類の白を楽しませてくださる心憎い演出です。

ソーヴィニオンブランは、ナパのワイン銘醸地「ラザフォード」にあるRound Pond Estateが作ったワイン。ソーヴィニオンブラン本来の草っぽい香りがしっかりと楽しめ、そこにカリフォルニアらしいトロピカルな果実味が加わって、とても美味しい。

シャルドネは、オレゴン州のワイン銘醸地「ウィラメントヴァレー」にあるAlexanaが作ったワイン。(カリフォルニアワインではないのですが、このワイナリーのオーナーは、ナパの方だとか。)大きなグラスで出てきたので樽香が強いのかと思ったのですが、意外にもシャルドネ本来のミネラル感が感じられました。トロッとした後味が印象的。

ヴィオニエは、南カリフォルニア・モントレーのワイン銘醸地「マウントハーラン」にある名門ワイナリー・カレラが作ったワイン。カレラはピノ・ノワールが有名ですが、このヴィオニエも美味しいですね。華やかなトロピカルフルーツの香り。ライチやミルクティーのような味わいもあり、ヴィオニエらしいヴィオニエです。

白ワインには、アスパラガスを合わせました。

スパークリング3本、白3本の後は、赤5本。ピノ・ノワール、メルローx2本、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー。軽いものから重いものまで勢ぞろいです。

ピノ・ノワールは、北カリフォルニア・メンドシーノのワイン銘醸地「ヨークヴィルハイランズ」にあるWeir Vinyardsが作ったBrooks Noteという名前のワイン。

そして、今日のハイライトのナパの超高級ワイナリーAmuze Bouche Winery(アミューズブッシュ)のメルロー。ナパの女神の異名をとるハイジ・バレット女史が手がけるワインです。このワイン、ラベルに描かれている絵が毎年変わるのですが、2004年ものは入手困難。そんな貴重な1本をこの日開けて下さいました。うーむ、とろけるような味わいです。素晴らしい!

実は、このメルローの前に、比較テイスティングのために別のメルロー(北カリフォルニア・ソノマ産)を開けて下さるという細かい演出をして頂いていたのですが、そのワインの写真は残念ながら撮り忘れました。

ハイライトのアミューズブッシュに合わせたのは、やはりハイライトのお肉。

ハイライトのアミューズブッシュの後は、締めのカベルネ・ソーヴィニオン。ナパのPB Hein Vinyardsのワイン。タンニンがしっかりしていて、締めのワインにはぴったり。ハイライトの後も手を抜かない、しっかりとした演出でした。

そして、締めの料理はパスタ。

そして、主催者の計らいで、最後におまけのシラー。このシラー、南カリフォルニアのワイン銘醸地「パソロブレス」にあるCaliza Wineryのワインです。実は、私は南カリフォルニアワインのファンなのですが、主催者は、そのことを知っていたのか?最後の最後まで、心憎い演出でした。

素晴らしい演出でしたが、敢えて一つだけ難を言わせて頂ければ、11本中、6本がナパのワインで、地域的に少しだけ偏りがあったことでしょうか。カリフォルニアには、面白いワイン産地が沢山あるので、もう少し地域的なヴァラエティーも入れるともっと良かったのではないでしょうか。(南カリフォルニアワインファンのひがみ?)

この日飲んだワインは11本。参加者10名(うち、女性が7名。女性はの方々はお強いですね〜。)で4時間かけて飲みました。
皆さんも楽しみながらワインの知識をアップしましょう。

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