こんにちは。
グローバルワインエデュケーション代表の増田です。
私は「米国ワイン教育者協会」の会員ですが、数年前に「日本ソムリエ協会」のワインエキスパートの資格を取得しました。この資格を取得するのはとても大変でした。休日返上で勉強しましたし、ワインスクールの授業料やテイスティング用のワイン代などでかなりのお金を使いました。
これだけ苦労して取得した資格ですが、私のまわりを見ると、この資格を活かして仕事をされている方は殆どいらっしゃいません。というか、皆無です。
皆さん、資格を取得しようと思った動機は、「その資格を使って何か仕事を始めてみたい。」ということだったのでしょう。ところが、多くの人が資格を取得しただけで満足してしまうのです。
何か仕事を始めてみたいのなら、まずその仕事を始めてしまえばよいのですが、真面目な人ほど「まず資格を取ってから。」と考えてしまうようです。
もしかしたら、実際に仕事を始める勇気がないので、まずは、比較的楽な資格取得に走って、自分をごまかしているだけなのかもしれません。
正直に言います。かく言う私がそうでした。
でも、実際にワインで仕事を始めてみると、資格はあまり関係ありません。もちろん、ワインの知識は必要ですが、時間、お金、労力を費やして資格まで取得する必要がありません。
仕事に必要なワインの知識は限られています。
資格を取得している時間とお金があったら、実際にワインを仕事にしていて、仕事に必要なワインの知識に精通されている方から、必要な知識を教えてもらうのが近道です。